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当院の診察券には10種のコガネムシの画像が載っています。

この画像は理事長が自分で採集したコガネムシを自分で撮影したものです。

このうちオレンジ色で囲んだ5種が実は理事長が新種として発見して仲間と一緒に記載したものなのです。

特に上の段の一番右端は鈴鹿市から依頼された調査で鈴鹿川の河川敷から発見した新種で，和名を「ハバビロコケシマグソコガネ」と言います。学名は「Myrhessus yorikoae Ochi,Kawahara&Inagaki, 2006」となっており理事長の妻の名前がつけられています。

下の段の右から2番目は理事長が院長をふくめた家族旅行で訪れた長崎県の対馬でお正月に採集した新亜種で，和名は「マルマグソコガネ対馬亜種」です。学名は「Mozartius shingoi Ochi, Kawahara & Inagaki, 2006」です。学名に採集を手伝った院長の名前がつけられています。

診察券にはそれぞれの画像の上か下に学名が印刷してあります．興味のある人は調べてみてください。

ちなみに理事長は現在までに日本産の食糞性コガネムシを14新種3新亜種発見記載しています。